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さあ旅に出る日も決まったし、LCCのチケットを買うぞ!!とLCCのサイトでチケットの値段を調べると、意外に高い… なんてことはよくあります。

「成田から那覇まで2万円って何だよ! 4500円じゃねえのかよ!」
と叫んでも、だめです。

出来るだけLCCのチケットを安く買うには、ポイントがあります。

・全路線で価格を比較する
・繁忙期を避ける
・ピークをずらす
・早めに買う
・セールの時に買う

こんな所でしょうか。それでは一つずつ。
(日本国内便についての説明となります)

■全路線で価格を比較する

飛行機の就航路線は激戦区ともなると、様々な航空会社が便を飛ばします。
例えば、福岡~青森なんて航路はマイナーなので、ANAが1日に1便だけ飛ばしているだけです。
でも、成田~那覇とか、関空~新千歳といった航路はドル箱なので、日本中の大半の航空会社が航路を持ってます。

そうなると発生するのは競争で、各社より良いサービスを提供するのか、もしくは1円でも安くするのか、ギリギリの所でしのぎを削ります。

なので1社だけで価格を調べるのではなく、航空会社を横断して比較する必要が出てきます。

そんな時に使うのは、スカイスキャナー

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国内・海外を問わず、複数の航空会社を横断してチケットの価格を調べることのできる便利なサイトです。

試しにここで、11月24日(金)の朝9時までに、成田から新千歳に向かう航空券を検索してみました。

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その結果はこちら。
まず、7時25分発のバニラ・エアが4,760円。
7時15分発のJetStarが5,860円といったところで、同じ路線、だいたい同じ時間の便でも、各社値段が違いますね。
より安い便で行きたい人は、ここでバニラ・エアのチケットを買うと思います。

航空券を買うときは、スカイスキャナーのような各社横断比較サイトを使うと、より安い便を見つけられることになります。
(※ただし、スカイスキャナーは主要空港しか表示されません)



■繁忙期を避ける


普段は安いLCCでも繁忙期ともなると稼ぎ時であり、最大で普段の4倍近くまで価格が高騰します。
具体的にはゴールデンウイーク、8月半ば、年始年末あたりです。

スカイスキャナーで見てみましょう。

先ほどと同じ条件で、12月28日発のものを調べてみます。
12月28日 朝9時までに成田から新千歳に向かう航空券を検索。

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これです。出ました。
最安がJetStarの3本で、どれも21,970円となってます。
11月24日の5,860円の3.7倍の価格です。
同様に、ゴールデンウイークやお盆も価格が高騰します。
また3連休などの時も、1日目の下り(成田~那覇や関空~新千歳など)・3日目の上りは高騰します。
(それでも、フラッグキャリアより安いのですけども)

「でも、会社がこの時期しか休みが無いから仕方ないじゃないか」

そうなんです。いわゆる「カレンダー通り」で働く社会人は、皆同じ時期に休みを取り、同じ時期に旅行し、同じ時期に帰省するのです。日本は右にならえの社会です。その人の流れを航空会社や旅行会社が見逃すはずもありません。
なので、出来るだけ繁忙期には移動しない(実も蓋もないですが)、繁忙期だからといって価格が上がらない鉄道や車といった手段を優先する、会社を休んでピークを少しずらす、といったものが手段となります。


■ピークをずらす

3連休の初日に出かけ、3日目に帰ってくる。そして翌日から仕事。
これは良くあるパターンだと思いますが、良くあるパターンほど価格が高いのは当たり前です。だってみんなが一斉に移動するから、です。

例えば、2018年の1月上旬に、成人の日を使った3連休があります。1月6日~8日です。
この期間は旅行業界的にはオフシーズンになるのですが、3連休ということもあって、ちょっとだけ値段が上がります。

午前中に飛ぶ成田から那覇までの便を見てみましょう。

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JetStarが安いですね。11,570円。使いやすい9時台のでも同じ値段です。まあ、この値段だったら割安感がある方です。

これが、3連休の中日である7日発だと…

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バニラ・エアで6,260円! 半額になりました。

つまり、1日ずらすだけで価格が大きく変わります。
お得なチケットを買いたければ、出来るだけ人と同じタイミングで行動をしないことを心がけましょう。


■早めに買う

航空券のチケットを安く買う、基本中の基本が「早めに買う」です。
これは、特にJALやANAは「旅割」「特割」といった早期購入割引が充実しているので、早く買うに越したことはありません。
その早くというのは、60日前~70日前といった感じです。ANAであれば「旅割75」といった早期割引チケットで買えると、かなりお得になります。

LCCの場合はJALやANAほど早期がお得という感じではないですが、出発日が近づくにつれでジリジリと価格が上がっていきますので、早いに越したことはありません。

旅の予定は早めに決める、これに尽きます。


■セールの時に買う

LCCの名物、それは「セール」でしょう。

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こういうのです。
衝撃的な価格が提示されてます。

人気の路線などは、このセールが始まると数分で完売したりするようです。

とはいえ、最安値で行けるのは平日の火曜~木曜のフライトで、土日やましては3連休の初日などは、普通の値段だったりします。

とにかく安くいきたい!という人は、セールのタイミングを狙うのも必要だと思いますが、あまりアテにせず、行きたい時がたまたまセール期間で安かったらラッキー、くらいに思っておきましょう。

もしくは、セールで激安のチケットを先に買ってから、そこに行く旅の計画を立てるという偶然な感じも楽しいかも知れません。


というわけで、LCC航空券のお得な買い方についてでした。

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LCCは確かに安く、旅行者の強い味方です。しかしその安さには理由があり、注意すべき点がいくつかあります。
そんな注意点をまとめてみます。

■チェックイン時刻に厳密

LCCで最も厳しいのは、チェックイン時刻に厳密という所だと思います。
航空会社によって異なりますが、国内線の場合だと、だいたいフライトの90分前~30分前がチェックイン時刻となってます。

ここで重要な点は、30分を1分でもオーバーすればアウトだという所です。

LCCは最低限のスタッフで運用されているため、チェックインカウンターの業務についても例外に対応する余裕がありません。
これがフラッグキャリアのJALやANAだと、一応決められたチェックイン時刻から1分オーバーしても、カウンターで「急いでください!」なんて言われて助かったりします。過去には、台湾の中華航空にて、チェックイン時刻を大幅に過ぎた時がありましたが、スタッフさんが荷物まで持って搭乗口まで一緒に走ってくれました(泣)。
そんな心温まるサービスはLCCには1ミリもありませんので、空港には余裕を持って向かいましょう。

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ちなみにこちらは横丁ライジングの帰り、仙台空港にてチェックイン時刻を1分過ぎて、カウンターの窓口が閉まり、乗れなくなった時の様子です。この後、正規料金でANAの便を買ったりして(しかもセントレアまでの便しか無かった)、結局LCCのチケットは捨て(こういう自己都合の場合は払い戻し不可能)、名古屋から新幹線にも乗り…という、とんでもない出費となりました。あの時仙台で牛タンを食いすぎなければ…。悪夢です。


■お預かり手荷物は有料だ

これもLCCの特徴なのですが、スーツケースなど機内に持ち込まない荷物について、料金がかかります。
Peachだとチケットを買う時に、「シンプルピーチ」「バリューピーチ」「プライムピーチ」とランクがあるのですが、最も安い「シンプルピーチ」だとそのままではお預かり手荷物は別料金となります。
路線や予約方法によって別料金の価格は異なりますが、関空から新千歳に行こうとして「シンプルピーチ」でチケットを買いました、でもスーツケースを持ってきてしまった場合、窓口で支払う料金は2,880円です。
これは結構痛いですよね?

最初から「バリューピーチ」などにしておけば良いわけですが、ローコストの旅をしたいのであればそもそもお預かり手荷物としてのスーツケースは本当に必要なのか?という見直しも必要だと思います。


■常に安いわけではない

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前回の記事で、JetStarで成田から那覇まで5000円台だと書きましたが、これは12月7日の木曜日という、沖縄旅行に行こうとする人がそんなにいない時期の値段だったりします。
これが年末の12月29日だと、7時40分フライトの一番高い値段では30,990円もします。実に5倍以上高騰してます。
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飛行機の値段が高くなる時期は決まっていて、年始年末、ゴールデンウイーク、お盆前後、この3つが一番高い時期です。なぜなら、会社が休みになる人が多いからです。

では、同日のANAの成田から那覇の便を見てみましょう。こちらは「旅割21」で31,940円となってます。あまりJetStarと変わりませんね。
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12月7日のANAだと「旅割28」で9,640円です。
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このように時期によって大きく値段が変動するので、LCCが常に安いと思っていると実はそうでもない、と言えます。飛行機を使った旅をするなら繁忙期を避けることが肝要です。

また、3連休のような時も若干高くなります。こういう時は3連休の前日の平日に仕事を休んで往路を買い、3連休の中日に復路を買う。そうすることで激安になります。人が一斉に移動する所に混ざってはだめですね。

ちなみに12月29日の成田~那覇便で着目すべきなのはANAの「旅割55」などの部分です。全て「満席」で売り切れていますが、本当に12月29日にお安く行きたければ、旅割55が発売された瞬間(フライトの数か月前)に購入を済ませることです。早めのスケジューリングと、クリックでの争奪戦に勝つことが必要です。現在は10月25日、2か月前ではもう遅いということでもあります。
沖縄に実家がある人は大変ですね。

沖縄のような離島ならともかく、内地での移動であれば、繁忙期でも価格が変動しない新幹線の方が安いといった現象も起こります。それも見越して上手にルーティングしたいものです。

■欠航や遅延が多い

台風などの悪天候になった時、LCCから順番に欠航が決定し、ANAが最後まで粘ると言われているのはあながち嘘ではありません。悪天候になるとイレギュラーな業務が大量に発生するため、LCCでは対応しきれないのでしょう。

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この写真の新千歳から関空の便が欠航になったものですが、この日のPeachのほぼ全てのフライトの欠航が前日の晩に発表されました。北海道から帰れなくなった時の写真です。

これがJALやANAだと、窓口の対応で他の航空会社に振り替えてくれたり、色々なことをしてくれるのですが、LCCの場合は払い戻しか自社便への振り替えのみとなります。
この時、自社便の振り替えを依頼したのですが、翌日飛ぶかどうかは分からないとのことで、一旦払い戻しをしました。が、Webからの払い戻しの画面で謎のエラーになり、その後サポートセンターに電話したら繋がらず…みたいな目に遭ったのですが…

あと、LCCは少ない機材を過密なダイヤで飛ばしているので、一度遅延するとその後の便は全て遅延するということになり、遅延が多いです。遅延により、到着した空港から自宅までの鉄道やリムジンバスがもう走ってない、といったことも起こります。その場合でも、ホテル代やタクシー代などは1円も出ません。

■その他

シートの前後幅が狭いとか、機内のドリンクが別料金とか、国際便でも機内食は別料金とか、マイルというシステムが無いとか、しょうもないことが色々あります。すべては価格のためです。


以上のように、使い方にコツがあるのもLCCです。価格と引き換えのリスクをどれだけ追えるかということでもあります。
それでも上手く付き合えばLCCは安い旅の味方なのです。

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安く旅をする人の強力な味方、LCCについて説明します。
LCCとはロー・コスト・キャリアの略で、その名の通り低価格を売りにする航空会社のことを指します。

日本では2000年代からLCCの新規参入が相次ぎ、今ではLCCの利用客が空港の利用客全体を底上げする時代となりました。

日本国内に就航している主なLCCの路線はこのような感じです。

Peach Aviation

ANA傘下の航空会社で、関西空港を拠点として発着している。

JetStar Japan

カンタス航空グループ、日本航空、三菱商事の3社により設立され、成田空港を拠点として発着している。カンタス航空とのコードシェアでオーストラリアへ行く便が多い。

バニラ・エア

ANA傘下の航空会社。成田空港発着便が中心。

春秋航空日本

中国系のLCCで別名・スプリングジャパン。中国への国際便が充実している。

エアアジア・ジャパン

旧エアアジアはバニラとなり、別に2014年設立。アジア各都市に就航している。

スカイマーク

LCCという名前が一般的になる前の90年代、航空自由化にて誕生したJALやANAでは無い独立系航空会社。PeachやJetStarほどLCC然としていない。経営危機の後はANAと仲良し。神戸空港発着便がある。

AIR DO

北海道(新千歳空港)を中心とした独立系航空会社だが、経営危機の後はANAと仲良し。

ソラシドエア

宮崎空港によく飛ぶ。経営危機の後はANAと仲良しでコードシェア便が飛ぶ。


と、こんな具合でしょうか。
それぞれどこの空港によく発着するかで、個性を打ち出している感じです。

この中でも、PeachとJetStarがLCCとしては有名ですが、実際の航空券予約画面を見てみると、こんな感じ。

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Peachにて、関西空港から新千歳空港まで、4,890円。実際はここに諸税・空港使用料等が入って、5,300円です。

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JetStarにて、成田空港から那覇空港まで、5,690円。実際はここに諸税・空港使用料等が入って、6,070円です。

なかなかインパクトのある値段ですね?
これだとかなりの低価格で日本中に遊びに行けそうな気がしますよね。

たまにある「セール」の時などは、さらに格安な値段になります。

LCCはこんなノリの値段で、アジア各地への就航もあるんです。台北、香港、釜山、ソウルあたりに、1万弱くらいで行けちゃう。
低予算で旅をするにはLCCは無くてはならない存在になりました。

あまり飛行機に乗らない人はLCCのことを知らない人も多いのですが、勿体ないですね。
また、お金がかかることを理由になかなか旅に出なかった人は、人生が変わるかも知れませんね。

さて、良い事ばかりを書きましたが、次回はLCCならではの注意点も書きます。
安のには理由があります。何度か痛い目にも遭ってます…

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